あがり症の治し方|専門家が教える根本改善の方法

あがり症の治し方|脳と自律神経の専門家が根本改善の方法を徹底解説

「あがり症は克服できるのか?」
「何をしても良くならない…そんな自分を変えたい」

 

そう感じている方に向けて、脳と自律神経の専門家として“根本からあがり症を治す方法”を詳しく解説します。

 

この記事は、単なる精神論や深呼吸・イメージトレーニングではありません。

 

毎月多くのあがり症の方を施術している立場から、「あがり症が治る仕組み」を徹底的にわかりやすくお伝えします。

 

あわせて、「なぜ自分はこんなに緊張してしまうのか?」というあがり症の原因を詳しく知りたい方はこちらをご覧ください。
▶ あがり症の原因とは?脳と自律神経から専門家が解説

 

より詳しい専門ページはこちら:
あがり症専門ページ(石井堂クリニカルオフィス)

 


【結論】あがり症は“治せる症状”です

あがり症は性格でも心の弱さでもありません。

原因の多くは、

  • 脳の誤作動
  • 自律神経の過剰反応
  • 無意識の反応パターン(記憶)

 

この3つが重なり合うことで、「人前に立つ」「注目される」など特定の場面で、不必要に緊張してしまいます。

 

つまり、脳・自律神経・無意識の反応を整えれば、あがり症は改善できます。

 


あがり症が“治らない人”と“治る人”の決定的な違い

■ 治らない人の共通点

  • 根性論やメンタル強化だけで何とかしようとする
  • 「深呼吸」「落ち着け」と自分を追い込む
  • 症状そのものだけを治そうとする
  • 無意識の反応を無視している

 

■ 治る人の共通点

  • あがり症を「脳の反応」として理解する
  • 原因を“無意識の反応”まで深く見つめる
  • 脳と自律神経の整え方を正しく実践する
  • 本番だけでなく、普段から反応パターンを調整する

 

あがり症が改善していく人は例外なく、「意識ではなく、無意識の反応を整えることが大切」という点を理解します。

 

この後、具体的な治し方を3つのアプローチに分けて解説します。


あがり症を治す3つの根本アプローチ

① 脳の誤作動を整える(最優先)

あがり症の多くは、小脳・前頭葉・脳幹などが過敏になる“脳の誤作動”で起こります。

 

脳が誤作動を起こすと…

  • 声が震える
  • 頭が真っ白になる
  • 呼吸が浅くなる
  • 手が震える

こうした症状が本人の意思とは関係なく出てしまいます。

 

当院では「機能神経学」「アクティベータメソッド」などを用い、
脳の誤作動ポイントを検査し、ズレを整えます。

 


② 自律神経の過剰反応を安定させる

あがり症の方の多くは、緊張場面で交感神経が暴走します。

 

すると、

  • 動悸がする
  • 汗が止まらない
  • 声が震える
  • 呼吸が苦しくなる

などの身体症状が出ます。

 

これも体質ではなく、脳の「危険と判断する回路」のクセです。


③ 無意識の反応パターンを書き換える

ここが最重要です。

 

あがり症の根本原因は「無意識の反応パターン」にあります。

例えば、患者様のケースでは…

  • 上司に失敗を見られたくない
  • 部下の前で格好悪い姿を見せたくない
  • 過去の失敗シーンが“脳の記憶”として残っている

 

この「無意識の記憶」が反応すると、意識では大丈夫と思っていても、身体が勝手に震えてしまいます。

 

当院ではこの“無意識の記憶”を検査し、反応しないよう調整します。


自宅でできるあがり症セルフケア|感情・価値観・信念に気づいて脳の緊張パターンをゆるめる

あがり症を克服していくうえで大切なのは、「脳が過敏に反応してしまう緊張パターン」を、少しずつ反応しにくくしていくことです。

そしてその裏側には必ず、何らかの“感情”や“心のルール(価値観・信念)”が関わっています。

 

多くの方は「ただ緊張しているだけで、感情なんて特にない」とおっしゃいます。

しかし実際には、脳がその感情に気づかないように抑え込んでいる(抑圧している)ことがよくあります。

 

 

このセルフケアでは、あがり症の改善のためにご自身でも取り組める形に整理しました。

一人で抱え込まず、「あ、こんな感情やルールが自分の中にあったのかも」と、自分にやさしく向き合うきっかけにしていただければ幸いです。

 


① まずは「感情」に素直に気づいてあげる

あがり症の根っこには、脳が過敏に反応してしまう感情が隠れていることが多くあります。

ここでは、あがり症に繋がりやすい感情をいくつかご紹介しますので、ご自身に当てはまりそうなものに〇をつける感覚で読み進めてみてください。

 

意欲(頑張ろう・うまくやろうという気持ち)

例:
「今回こそはちゃんと話したい」
「プレゼンを絶対成功させたい」
「もう二度と失敗したくない」

こうした「頑張ろう!」という意欲は素晴らしい一方で、強くなりすぎると脳にとってはプレッシャーとなり、あがり症を強める要因になります。

義務(〜しなければならない・責任を果たさなければならない)

例:
「上司の前で失敗してはいけない」
「部下の前で情けない姿は見せられない」
「お客様を前に噛むわけにはいかない」

「〜ねばならない」という義務感が強いほど、脳は「失敗=危険」と判断しやすくなります。

期待(うまくいきそう・評価されたいという気持ち)

例:
「今回はうまく話せるかもしれない」
「今日の発表がうまくいけば評価が上がるかも」

 

期待そのものは悪くありませんが、
「うまくいかなかったらどうしよう」という裏返しの不安が隠れていることも多く、脳を過敏にさせる要因になります。

 

 

連帯感(誰かのために頑張らなければならない)

例:
「ここで失敗したら、チームや同僚に申し訳ない」
「会社を代表して話すのだから、絶対にミスできない」

 

誰かのために頑張る気持ちはとても尊いものですが、「迷惑をかけてはいけない」というプレッシャーが強すぎると、脳はいつも以上に緊張しやすくなります。

 

 

恐怖(失敗や評価への“怖さ”)

例:
「噛んだらどうしよう」
「頭が真っ白になったらどうしよう」
「また笑われたらどうしよう」

 

こうした失敗への恐怖や、人からどう見られるかへの恐怖は、扁桃体(危険センサー)を強く刺激し、あがり症を繰り返すきっかけになります。

 

 

逃避(逃げたい・避けたいという気持ち)

例:
「できることなら今日の発表を休みたい」
「朝礼の前になると会社に行きたくなくなる」
「飲み会や自己紹介の場を避けたくなる」

こうした「その場から逃げたい」という気持ちも、脳の緊張パターンに深く関わっています。

 

 

劣等感(自分は他人より劣っているという感覚)

例:
「他の人は普通に話せるのに、自分だけ情けない」
「後輩の方がうまく話していて、自分はダメだと感じる」
「過去の自分よりも今の方が話せなくなっている」

自分を責める気持ち・他人と比べて落ち込む感覚は、脳を守ろうとする反応を強くし、あがり症を固定化させてしまうことがあります。

 

 

いかがでしたか?

どれか一つでも「少し当てはまるかも」と思えたら、その感情に、あなたの脳が過敏に反応している可能性があります。


② 感情を生み出す「価値観(大切にしているもの)」に気づく

感情は、突然湧いてくるように見えて、その奥には必ず「価値観(自分が大切にしているもの)」があります。

 

価値観そのものは悪いものではありませんが、理想(こうありたい)と現実のギャップが大きくなると、強い感情となってあがり症につながることがあります。

 

あがり症に繋がりやすい価値観の一例をご紹介します。

 

存在感・重要感・特別感

例:
「結果を出して認められたい」
「できる人だと思われたい」
「人より優れていたい」

この価値観が強いと、
「うまく話せない=認められない自分」というギャップが、強い不安や緊張を生みやすくなります。

 

 

成長(今の自分をもっと良くしたい)

例:
「もっと堂々と話せるようになりたい」
「プレゼンがうまい自分になりたい」

とても良い価値観ですが、「思ったように成長できていない」という感覚が続くと、自分を責める気持ちに変わり、あがり症を強めることがあります。

 

 

貢献(人の役に立ちたい・恩返ししたい)

例:
「会社やチームのために、しっかり話して貢献したい」
「自分を信じて任せてくれた人に結果で応えたい」

 

この価値観が強いほど、「うまくできない自分は役に立てていない」というギャップが、脳にとって大きなストレスとなることがあります。

 

 

価値観を見つめるときのポイントは「自分は何を求めているのか」「どんな自分でありたいのか」を正直に書き出してみることです。

そして、理想と現実の差がどれくらいあるのかに気づくだけでも、感情の強さは少しずつ落ち着いていきます。


③ あがり症を強める「信念(〜すべき・〜ねばならない)」を整理する

次に大切なのが、信念(心のルール)です。

 

信念とは、今までの人生で脳が学習してきた「〜すべき」「〜ねばならない」という内側のルールのことです。

 

信念は、目標達成の原動力になることもあれば、あがり症を引き起こすほどのプレッシャーになることもあります。

ここでは、あがり症に繋がりやすい信念の例を挙げます。

 

自尊心(プライドを持つべき)

例:
「人前で情けない姿を見せるべきではない」
「自分はできて当たり前であるべきだ」

プライドそのものは悪くありませんが、プライドを守るために、脳が過剰に反応してしまうケースがあります。

 

 

犠牲心(我慢すべき・自分が犠牲になるべき)

例:
「自分さえ我慢すればいい」
「本当はつらいけれど、弱音を吐くべきではない」

 

こうした信念は、自分の負担を見て見ぬふりしやすく、心身に大きなストレスを溜め込みやすくなります。

 

 

利己心(面倒を避けるべき)

例:
「人前で話す場はできるだけ避けたい」
「揉め事や評価が下がるリスクは全部避けたい」

一見ネガティブに聞こえるかもしれませんが、脳が「自分を守るため」の戦略として学習している場合もあります。

 

 

警戒心(常に悪い結果を警戒すべき)

例:
「失敗したらどうしようと、いつも最悪を想定してしまう」
「また声が震えるかもしれないと常に警戒している」

この信念が強いと、本番の前から脳がフル稼働で緊張状態になってしまいます。

 

 

執着心(こだわるべき)

例:
「完璧な話し方でなければならない」
「一言も噛んではいけない」
「表情・姿勢・話すスピードすべてが理想通りでなければならない」

こだわりは向上心の裏返しですが、「少しのミスも許せない」という状態になると、あがり症を強める要因になります。

 

 

慈悲心(自分や他人をかわいそうだと思う)

例:
「こんなに頑張っているのに、うまく話せない自分がかわいそう」
「自分が失敗したら、周りの人も気まずくなるだろう…」

やさしさゆえに、自分を責めたり、過剰に背負い込んでしまうパターンです。

 

 

復讐心(許せない・見返してやりたい)

例:
「過去に笑ってきた人たちを見返してやりたい」
「馬鹿にしてきた人たちを絶対に見返したい」

このエネルギー自体は悪くありませんが、強すぎると常に緊張モードで生きることになり、脳が休まりません。

 

 

虚栄心(良く見せるべき)

例:
「実際よりもデキる人に見られなければならない」
「弱みを見せるのは恥ずかしい」

この信念があると、“うまく見せられない自分=ダメな自分”と感じやすくなります。

 

 

猜疑心(疑うべき)

例:
「本当に自分は変われるのだろうか?」
「このやり方で本当に良くなるのだろうか?」
「自分なんてどうせ治らないのでは?」

変化を信じられない状態が続くと、脳が“治る方向へ進むブレーキ”を踏み続けていることになります。

 

 

団結心(みんなと同じであるべき)

例:
「自分だけできないのは許されない」
「みんな普通に話せているのに、自分だけおかしい」

この信念は、「人と違う自分」を強く否定する要因になりやすく、脳のストレスを高めます。

 

 

忠誠心・信仰心(こうあるべき)

例:
「上司に認められる部下であるべきだ」
「できる社会人であるべきだ」
「親や家族をがっかりさせてはならない」

「〜あるべき」が増えすぎると、現実とのギャップが大きなストレスとなり、あがり症に繋がることがあります。

 

 

自省心(反省すべき)

例:
「過去に失敗した自分をいつまでも責めてしまう」
「何年も前の失敗を、今でも繰り返し思い出してしまう」

反省そのものは大切ですが、「何度も心の中でやり直し再生してしまう」状態は、脳に強い負荷をかけます。

 

 

羞恥心(恥ずかしいと思うべき)

例:
「人前で噛んだら恥ずかしい」
「声が震える自分を見られたくない」
「赤面したらもう終わりだ」

恥ずかしさを強く意識するほど、脳はその状況を“危険”と判断しやすくなります。

 

 

競争心(勝つべき・負けてはならない)

例:
「同期には絶対に負けたくない」
「人前で話すスキルで劣りたくない」

強い競争心も、「負ける=価値がない」という極端なルールと結びつくと、あがり症を悪化させることがあります。

 

 

信念を整理するときのポイントは、「自分にとって必要な信念」と「今の自分を苦しめている信念」を分けて考えることです。

手放しても良いものは少しずつゆるめ、大切にしたい信念に関しては、理想と現実のギャップを素直に認めることで、脳の過敏反応は少しずつ落ち着いていきます。

 


④ 脳の「学習記憶」があがり症の改善を邪魔しているケース

最後に、とても重要なポイントです。

あがり症が長引いている方の中には、脳の“学習記憶”が改善を邪魔しているケースがあります。

 

過去の経験による学習

例:
「何年もあがり症が続いているから、このまま治らないだろう」
「以前うつ状態になったことがあるから、自分はメンタルが弱い」

こうした“自分は変わらない”という学習が積み重なると、脳は「どうせ無理だ」と判断し、変化のためのエネルギーを使おうとしなくなります。

 

情報による学習

例:
「インターネットで“あがり症は治りにくい”という記事を読んだ」
「病院で“性格の問題ですね”と言われた」
「“治りにくい人の特徴”というチェックリストを見て、自分が当てはまった」

このような情報を繰り返し見続けると、脳は“あがり症=治らないもの”として記憶し、改善へのブレーキをかけてしまうことがあります。

 

この場合に大切なのは、「本当にそれは絶対なのか?」と、自分の脳に問い直してみることです。

「そう思い込んでいただけかもしれない」
「少なくとも、自分に当てはまるかは分からない」

と、一度”決めつけ”から距離を取るだけでも、脳は変化の余地を取り戻し始めます。


⑤ セルフケアのポイントと、無理をしないための目安

ここまでご紹介したセルフケアは、あがり症の原因となる「無意識の反応パターン」に気づくための手順です。

紙に書き出しながら、ご自身の感情・価値観・信念を整理していくことで、脳の過剰な緊張反応は少しずつ緩んでいく可能性があります。

 

一方で、

  • 思い出すとつらい過去の出来事がある
  • 感情が強く揺さぶられて、日常生活に支障が出そう
  • 自分一人では整理しきれない

 

と感じる場合は、無理をせず、専門家に相談しながら進めていくことをおすすめします。

 

あがり症は、「脳」と「自律神経」と「無意識の反応」を正しく理解し、少しずつ整えていくことで改善を目指すことができる症状です。

完璧に一人でやろうとせず、「できるところは自分で、難しいところは専門家と一緒に」ぐらいの気持ちで取り組んでいただければ大丈夫です。

 


セルフケアで変化が出ない人の共通点

  • 原因が無意識の反応にあると気づいていない
  • 脳の誤作動が強く、自力で調整できない
  • ストレス過多で自律神経が乱れている

 

こうしたケースは、専門的な検査が必要になります。


当院の「あがり症専門アプローチ」

当院では、

  • 機能神経学的検査
  • 脳神経の反応検査
  • アクティベータメソッド
  • 無意識の反応パターン調整

を用いて、脳の誤作動・自律神経・無意識を総合的に整えます。

 

薬やカウンセリングでは改善しなかった方にも変化が出る理由は、脳の「反応そのもの」を切り替える施術だからです。

 


「脳バランス整体」を受けられた方の喜びの声

約20年間、試験の緊張で手が震えて文字が書けなかった方の体験談

約20年間、あがり症痙性書痙(手のジストニア)による緊張に悩まれていた患者様。

特に会社で行われるクレペリン検査(筆記検査)では、強い緊張がかかると手が震えてしまい、左手で右手を支えないと文字が書けないほど状態がつらく、脳神経外科や心療内科で薬を処方されながら過ごされていたそうです。

しかし症状が思うように変わらず、ご相談いただきました。

施術後の試験では、緊張は残るものの、「手の震えが改善され、最後まで片手で書ききる事ができた」と仰っていただきました。

 

また後日、「無事に試験に合格できました」と大変嬉しいご報告をいただきました。

※結果には個人差があり、効果を保証するものではありません。

動画一覧はこちら

 


まとめ

あがり症は、

  • 脳の誤作動
  • 自律神経の過剰反応
  • 無意識の反応パターン

この3つを整えることで改善できます。

さらに深く知りたい方はこちら:

▶ あがり症の原因を専門家が解説

▶ あがり症トップページ(症例・改善方法まとめ)

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