自律神経失調症によるめまい・吐き気を自分で克服する4つのステップ - 病院で治らない不調なら石井堂クリニカルオフィスの脳バランス整体

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自律神経失調症によるめまい・吐き気を自分で克服する4つのステップ

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自律神経失調症によるめまい吐き気で悩まされているあなたへ。

次のような悩みを抱えていませんか?

  • めまいや吐き気で何をするにも億劫になる。
  • 検査でも異常が無いのにめまいや吐き気の症状がある。
  • 薬を飲むとめまいや吐き気は一時的にいいが、飲まなくなると再び症状が現れる。
  • 長い間めまいや吐き気の症状が改善しない。
  • 自律神経を整えようと色々な方法を試したが治らず諦めている。

めまいや吐き気があることで楽しいはずの日常が辛く感じているのではないでしょうか?

そこでこの記事では、自律神経失調症の原因とメカニズム、自力で克服する方法、そして実際に当院で自律神経失調症によるめまいや吐き気を克服した患者様の例を知る事ができます。

私たちは自律神経失調症について医学本や医学論文、研究会、治療勉強会で学び毎日たくさんの患者様と向き合っています。

そして実際に自律神経失調症を克服された患者様も多くいます。

その経緯もあり、令和2年に【不調が消え去る脳バランス体操】という本を株式会社KADOKAWAから出版させて頂きこの本でも自律神経失調症を克服するための方法を簡易的ですが触れさせて頂いております。

自律神経失調症 めまい 吐き気

この経験を皆さまにシェアする事で、あなたの辛い悩みである自律神経失調症が1日でも早く改善することを心より願っています。

自律神経失調症 めまい 吐き気

自律神経失調症とは

自律神経失調症とは、自分の意志とは無関係に働く自律神経の働きが乱れることで体に様々な不調を来した状態です。

これだけではピンとこないと思いますので、

  • 自律神経とはどのような役割をしているのか
  • なぜバランスが乱れるのか
  • バランスが乱れたことでなぜめまいや吐き気の症状が出るのか

についてお伝えしていきます。

自律神経とは交感神経と副交感神経を総称していいます。

主に内臓や血管に分布し食べ物の消化や呼吸、血液の循環、代謝、筋肉の緊張状態などをコントロールし、人間が生きていく上で必要な機能のバランスを保っています。

交感神経と副交感神経はそれぞれ役割が違い、交感神経は日中の活動時や緊張や不安、興奮といったストレスを感じたときに働きが優位になり、血管を収縮させ、呼吸や心拍数を早くし、目の瞳孔を開き、代謝(エネルギーを作ること)を高め何事にもすぐ対応できるようにしています。

それに対して副交感神経はリラックスしたときや睡眠時に働きが優位になり、体を休めたり、食べ物の消化や吸収を行います。

このように2つの神経は働く時(タイミング)が決まっているため1日の活動を通して同じリズムで切り替わり体の働きを維持するようインプットされています。

ではどのようなときに交感神経と副交感神経のバランスが乱れるのでしょうか。

それは生活リズムが不規則になったり精神的なストレスを受け続けると乱れます。

自律神経は生命活動を維持するために体をコントロールをしているので、体に少しの変化が起きるだけでも過敏に反応し、その変化に適応しようと働きます。

なのでストレスが長期的、あるいは反復的に生じることで交感神経が優位に働き続けます。

そうすると体を休めることができず、このままでは危険だと判断し脳が症状として知らせます。

なので自律神経の不調による症状は体からのSOSになります。

めまいや吐き気などの症状はストレスなどで交感神経が優位になり、筋肉が緊張すると共に血管も収縮し細くなることで充分な酸素や栄養が脳に行かないことでめまいが起き、胃腸が正しく働けず吐き気の症状を現します。

また、自律神経の切り替えが上手くできないことで、寝ている状態(副交感神経が働いている)から起きようとしたときに交感神経の切り替えが上手くできずめまいが起きたり、食べ物を食べても副交感神経が働かないことで吐き気が現れます。

この他にもストレスで自律神経の切り替えが上手くできないと、倦怠、のぼせ、冷え性、頭痛、肩こり、動悸、息切れ、食思不振、腹痛、便秘、下痢、発汗異常、不安、抑鬱などが現れます。

風邪でもないのに微熱があるときは自律神経失調症のサインかも

上記でお伝えしたように体からのSOSが症状として現れているのが自律神経失調症でした。

微熱もその一つになります。

疲れて体が熱っぽいことや、特に風邪でもないのに微熱が出ている場合は自律神経のバランスが乱れているサインです。

体温も自律神経によりコントロールされています。

そのため何かしらストレス(生活リズムや精神的なもの)が加わることで、交感神経が働き体を活動状態にさせようと体温を高めてしまい微熱が出ます。

なので自律神経失調症になると微熱が出る場合があります。

病院へ行く前に自律神経失調症かチェックしてみましょう

めまいや吐き気など体の不調が続いている場合は自律神経失調症の可能性があります。

またご自身の体の状態を知るためにもチェックしてみてましょう。

チェック項目は【体の状態】と【生活状態】の全部で20項目あります。

チェックをした際に、

  1. 【体の状態】と【生活状態】のどちらか、または両方に3つ以上のチェックが付いた。
  2. 【体の状態】をチェックしたときに、チェックが付いたものに関連性(頭と皮膚、頭と腹部など)がない。
  3. 【体の状態】でチェックが付いたものが中々改善されず、むしろ定着してきたり悪化してきている。

これらに当てはまる場合は自律神経失調症の可能性があります。

【体の状態】

  1. 体がぐったりしたり、疲労が抜けないことがよくある。
  2. 胸が締め付けられるよな感じや、息苦しくなることがよくある。
  3. 心臓がドキドキしたり、脈拍が速くなることがよくある。
  4. あまり寒くないのに手足が冷えたり、痺れ、痛みを感じる。
  5. 食べると胃がムカムカし胃もたれを感じたり、食欲がなくなることがよくある。
  6. 便秘と下痢を繰り返したり、腹が鳴る、腹が張るなどの症状がよくある。
  7. よく首や肩が凝り、その影響で頭痛や重くなることで憂うつな気分になる。
  8. 緊張すると手や足、脇の下に大量の汗をかいたり、体がほてるような感じで沢山の汗をかくことがある。
  9. 耳鳴りや立ちくらみ、めまい、のぼせがよくある。
  10. 皮膚に発疹が出やすかったり、すぐに赤く痒くなる事がある。

【生活状態】

  1. 家庭、職場、学校など日常の生活場面でいつも気にかかる問題がある。
  2. 自分の生活や将来に不安や焦りがあり、いつも精神的に不安定な状態である。
  3. 仕事、家事、対人関係などで、いつも精一杯のことをやろうとして疲労困憊してしまう。
  4. 出来るだけ他人からはよく思われたいと思って他人の評価や視線をいつも気にして行動している。
  5. 他人の意見やテレビ、雑誌の記事などで気持ちが動かされやすく影響を受けやすい方である。
  6. いつも顔を合わせる人に対して気を許すことができず心の交流が少ない。
  7. 職場、学校、家庭など生活空間の中にどうしても自分と相容れない感情の人がいる。
  8. 幼少期より病気がちで身体的に自信がないためいつも消極的になってしまう。
  9. 気分の良いときは頑張りすぎたりはしゃぎすぎたりしがちでも、調子が悪いときはやる気がなくなってしまう。
  10. 毎日の生活にいきいきした感情がなくなり、どうして生きているのか自分でもわからないことがある。

自律神経失調症は何科の病院へ行けば良いか

上記のチェック項目でご自身の体の状態は把握できましたでしょうか。

もし自律神経失調症の疑いがある場合は何科の病院を受診すればいいかお伝えします。

自律神経失調症の可能性がある場合、一番最初はご自身が一番辛く感じている症状を診てもらえる病院へ行きましょう。

まずは主症状を抑えることが優先され、何かの病気により今の症状が引き起こされていないか検査する必要があります。

症状別に受診先をまとめましたので参考にしてみてください。

  1. めまい、吐き気(めまいを伴うもの)、耳鳴り、突然聞こえなくなるー【耳鼻咽喉科】
  2. めまい、頭痛、痺れ、ふるえ、力が入らない、勝手に体が手足が動くー【神経内科】
  3. 息苦しさ、呼吸が浅くなる、咳、息切れー【呼吸器科】
  4. 吐き気、嘔吐、胃痛、胸焼け、食欲不振、腹痛、便秘、下痢ー【消化器内科】
  5. 首こり、肩こり、腰痛、手足の痺れー【整形外科】
  6. 動悸、胸痛、胸部の苦しさ、高血圧ー【循環器科】
  7. 多汗、無汗ー【皮膚科】
  8. イライラ、不安、恐怖、不眠ー【精神科・心療内科】

日々症状が異なる方もいると思いますが頻繁にでる症状があると思いますので、ご自身の状態をチェックしておくことが大切です。

中学生や高校生の不調は自律神経失調症によるもの!?

中学生や高校生は気づかないうちに自律神経失調症になっていることがあります。

それは環境の変化と心の変化が起きるためです。

環境の変化とは、新たに行く学校やそこでの人間関係、部活、アルバイト、塾、受験勉強などです。

これらの変化が今までの生活リズム(食事や睡眠の時間)が変化し積み重なることで自律神経が乱れる可能性があります。

さらにこの環境の変化に加え、心の変化が影響します。

環境が変わりあらゆる場面で責任が求められ、自立して行動する場面も増えることで、気づかないうちに緊張や不安などのストレスが加わり自律神経が乱れ自律神経失調症となっている可能性があります。

ですが思春期ということもあり、感情の起伏が激しかったり自分自身に対する葛藤があることで自律神経失調症になっていることに気づかない場合が多いです。

また周りからも思春期や反抗期などと受け取られやすく中々気づくことができません。

なので不調を感じる場合は自律神経失調症を疑ってみてもいいと思います。

治りにくい自律神経失調症のめまいや吐き気の原因とは

同じ自律神経失調症によるめまいや吐き気でも、環境や心のストレスがなくなることで改善する方もいれば、環境や心のストレスを改善しても治らない人がいるのはどうしてしてでしょうか。

その治らない原因には脳が関係しています。

自律神経は自動的に体の調節を行なっていますが、その命令を出しているのは脳になります。

自律神経の乱れを改善しても、自律神経に命令を出す脳そのものが異常であれば、そこから送られてくる命令は異常なものとなり自律神経が正しく機能しません。

なので自律神経失調症によるめまいや吐き気が治らない場合は、脳が正常に働いていないので、その原因を特定し安定させる必要があります。

では何が脳の働きを異常にさせているのでしょうか。

それは無意識のストレスになります。

無意識のストレスとは、普段はストレスと感じていないだけで、脳は「ストレス」という情報として受け取っている意識では気づかないストレスのことです。

ここで無意識と脳と体の関係について自転車を例にしてお伝えします。

自転車に初めて乗るとき、バランスをとるのが難しく倒れないようにと意識していたと思います。しかし練習を重ねるとバランスを意識しなくても乗れるようになり転倒しなくなったはずです。さらに自転車に乗りながらでも手元で何か作業できる人もいます。

このように体の位置感覚を使ってバランスという情報を無意識に脳が処理し、それに対して脳が筋肉などに命令を出し自転車に乗れるようになっています。

この自転車の例と同じように、気づかないだけで脳は無意識にストレスを感じ続け、異常な命令を自律神経に出すことで自律神経失調症となりめまいや吐き気が治らない原因となります。

ここまでの自律神経失調症の一連の流れをまとめると、

脳が無意識のストレスを感じる。

無意識のストレスを感じた脳が自律神経に異常な命令を出す。

異常な命令を出され続けることで自律神経の働きが乱れる。

自律神経失調症となる。

めまいや吐き気などの症状が現れる。

となります。

治りにくい自律神経失調症によるめまいや吐き気を自分で克服する方法

治りにくい自律神経失調症を自分で克服するには、

  1. 脳が無意識に感じているストレスを把握する。
  2. 無意識のストレスを感じたときに湧いている感情を把握する。
  3. 感情を湧かせる心の構造を把握する。
  4. 脳と自律神経の繋がりを安定させる深呼吸をする。

と4つのステップを行う必要があります。

このステップを行う上で重要になるポイントが、紙に書き出し無意識のストレスを客観的に見て意識に引き上げることです。

そして無意識の領域を見ることが克服する鍵になるので、「〜のような自分もいるかもしれない」と思いながら進めてみてください。

自律神経失調症によるめまいや吐き気を感じていたSさんの例を交えながらお伝えしていきます。

脳が無意識に感じているストレスを特定する。

まずはじめに脳が無意識に感じているストレスを特定する必要があります。

ご自身が自律神経失調症によるめまいや吐き気が、いつ、どのタイミングで出ているか書き出して見てください。

Sさんの例では、比較的寝る前や電車に乗り職場に向かう途中に症状が現れていることが多いかもしれない。とこのように書き出します。

次になぜそのタイミングで症状が出ているのかについて考えます。

この考えるときのポイントが、現在、過去、未来の3つの時間軸で考えるのがポイントです。

Sさんの場合は、症状がでる翌日にプレゼンがあることに気づきました。また過去に電車で吐き気に襲われた経験があるから。と書き出していきます。

このように書き出していくことで無意識にストレスと感じているものに気づけてきます。

無意識のストレスを感じたときに湧いている感情を把握する。

次に書き出した無意識のストレスに対して、ご自身にどのような感情が湧いたか把握する必要があります。

感情を把握することで、なぜ自分が無意識にストレスと感じていたか気づくきっかけになります。

先ほどのSさんは、

  1. 翌日にプレゼンがあるとことに対して、責任(義務感)があるかもしれない。
  2. 過去の電車での経験に対しては、怖さ(恐怖感)があるかもしれない。

と言っていました。

このようにご自身が感じていそうなことを書き出しましょう。

下記に無意識のストレスと関係する感情を書き出したので参考してみてください。

  • 意欲ー頑張る、楽しみ、成し遂げる
  • 義務ーしなければいけない、果たすべき、責任
  • 期待ー良い結果を望んでいる、可能性、
  • 喜びー楽しい、嬉しい、満足
  • 連帯感ー一体感、団結心、周囲に迷惑をかけたくない
  • 優越感ー優れている、出来がいい、嬉しい
  • 恐怖ー恐い、怖い、不安、嫌悪、受け付けない
  • 逃避ー逃げたい、避けたい、話したくない、近寄りたくない
  • 劣等ー劣っている、出来が悪い、無能

感情を湧かせる心の構造を認識する。

ご自身の無意識のストレスに対して、どのような感情が関係していそうか把握できましたでしょうか。

次になぜそのような感情が湧くのか心の構造を認識する必要があります。

ここお伝えする心の構造とは出来事に対しての捉え方(考え方)のことです。

捉え方が違うことでそれぞれ湧いてくる感情が異なります。

例えば、雨が降ることで傘を刺さし荷物が増えるから嫌だと捉える人もいれば、雨の音を聞くと癒されるため好きと捉える人がいます。

雨という事実は変わらないのに捉え方が違うことで湧いてくる感情が変化します。

このように捉え方を認識することで、ご自身の脳がなぜ無意識にストレスと感じていたか意識的に理解できます。

そしてこの捉え方の根底にあるのが【価値観】と【信念】になります。

価値観とは「理屈を抜きに求めるもの」や「大切にする気持ち」のことをいいます。

信念とは「〜するべき」「〜しなければならない」という自分のルールになります。

この価値観や信念があることで無意識の感情が生まれます。

なのでご自身がどのような価値観や信念を持っているか認識する必要があります。

先ほどのSさんの例を元に価値観や信念についてお伝えします。

Sさんはプレゼンに対して責任感が湧いていまいた。この背景にはプレゼンで失敗したくないという【安心】を求めていたり、プレゼンで自分のやりたい事を伝え【存在価値】を示したいという思いがありました。

この【安心】や【存在感】を求めていたことで脳が無意識に責任感というストレスを感じ自律神経に異常な命令を出して自律神経失調症によるめまいや吐き気を現していました。

また過去に電車でめまいや吐き気を経験した怖さの背景には、症状がでないように気をつけるべきという【警戒心】や辛いからといって周りに頼るべきではないという【自立心】が関係していました。

【警戒心】や【自立心】という自分のルールがあることで、脳が無意識に怖さというストレスを感じたことがめまいや吐き気に繋がっていました。

しかし、これらの価値観や信念が悪いわけではありません。

なのでこのような価値観や信念があることで無意識に感情が生まれ、それが脳を刺激し自律神経失調症によるめまいや吐き気を引き起こしていたと客観的に見て受け入れいることが重要です。

ありのままを受け入れることにより脳は学習します。

そして自分自身と向き合うことを繰り返し行うと自転車と同じように脳が無意識的に処理できるようになります。

下記に無意識の感情を湧かせる価値観や信念を書き出したので参考にしてみてください。

【価値観】=(理屈抜きに求めるもの、自分が大切にする気持ち)

  • 安心や安定を大切にする。
  • 刺激や変化を求め挑戦する。
  • 自分の存在価値を認めてもらい、特別な人、重要な人でありたい。
  • 周囲との繋がりや愛情を大切にする。
  • さらに成長したい。
  • 貢献したい。

【信念】=(自分のルール)

  • 自尊心ー自分を誇りに思うべき。プライドを持つべき。
  • 自立心ー自分1人でやるべき。頼るべきではない。
  • 犠牲心ー犠牲になるべき。我慢するべき。
  • 利己心ー自分の利益を優先すべき。
  • 警戒心ー気をつけるべき。避けるべき。
  • 執着心ーこだわりをもつべき。固執しなければならない。
  • 慈悲心ー悲しむべき。助けるべき。
  • 復讐心ー仕返しをすべき。取り返すべき。反発すべき。
  • 虚栄心ー自分を大きく見せるべき。見栄を張らなければならない。
  • 猜疑心ー相手を疑うべきだ。自分の考えを疑うべきだ。
  • 団結新ーチームで協力すべき。
  • 探究心ー追い求めるべき。物事の本質を見極めるべき。
  • 競争心ー負けてはならない。勝つべきだ。
  • 忠誠心ー尊敬できる人に従うべき。
  • 信仰心ー守らなければならない。大切にすべき。
  • 自省心ー反省すべき。
  • 羞恥心ー恥じるべき。見せるべきではない。
  • 同情心ー共感しなければならない。情けをかけるべき。

ここまでの克服方法をまとめると、

どのタイミングで症状がでているか把握する。

なぜそのタイミングで症状が出るのかストレスとなっていそうなものを挙げる。

ストレスとなっていそうな出来事に対しどのような感情が湧いたか把握する。

感情を湧かせる価値観と信念を認識する。

一連の書き出した内容を受け入れることで脳の機能が安定する。

となります。

脳と自律神経の繋がりを安定させる深呼吸の方法について

上記までの克服方法で無意識のストレスを特定できましたでしょうか。

次に脳と自律神経の繋がりを安定させる深呼吸の方法についてお伝えします。

自律神経に支配されている場所で唯一自分の意思でコントロールできるのが呼吸になります。

そして脳が活動するために必ず必要になるのが酸素になります。

酸素が不足することで脳の働きが異常になります。

なのでその両方を補うことができる深呼吸が自律神経失調症において効果的です。

その深呼吸の方法は腹式呼吸になります。

鼻から空気を吸い口からゆっくり吐き出します。

このときに息を吸う時間としては4秒くらいで、息を吐く時間は6秒くらいと吐く時間を長くし最低でも5分行いましょう。

慣れてきたら10分間行うと良いです。

そして継続することが重要です。

まとめ

いかかでしたでしょうか。

ここまでをまとめると、

  • 自律神経失調症は単に自律神経が乱れて起きる場合もあれば、自律神経に命令を出す大元の脳が異常になることで治りにくい自律神経失調症を引き起こしていることがある。
  • 自律神経失調症によるめまいや吐き気が治らない場合は、無意識のストレスが原因で脳から自律神経に異常な命令だ出されているので、無意識のストレスを特定する。
  • 無意識のストレスを特定する方法として、症状が出ているときにご自身にどのような感情が湧いているか把握する。
  • 次に無意識の感情を湧かせるご自身の捉え方(価値観、信念)を認識し受け入れることで脳は安定する。
  • 脳と自律神経を安定させるためには深呼吸が効果的である。

となります。

ご自身と向き合い無意識の状態を知るのは難しいと思いますが、実践することで自律神経失調症によるめまいや吐き気の改善になります。

あなたの悩みである自律神経失調症によるめまいや吐き気が1日でも早く治り、楽しい日常を過ごせるよう心から願っております。

もし万が一こちらの記事を実践しても自律神経失調症によるめまいや吐き気が解決できない場合は、脳と心と体の関係性に着目した専門家へご相談される事をお勧め致します。

最後までお読み頂きありがとうございます。

この記事の参考文献

  • SEKI神経学勉強会配布資料
  • 自律神経失調症の治し方がわかる本:村上正人、則岡孝子
  • やさしい自律神経学命を支える仕組み:鈴木郁子
  • 自律神経機能検査 第5版:日本自律神経学会
  • ゆっくり呼吸のレッスン 自律神経が整う 血流がよくなる:小林弘幸、末武信宏
  • やさしくわかる認知行動療法治療の流れと活用方法:福井至、貝谷久宣
  • 自律神経を整える食事術 小林弘幸
  • Tarzan8/8 2019 No.769ぐっすり眠る!シャキッと目覚める!すっきり一日過ごす!自律神経セルフケア。:マガジンハウス
  •  心身条件反射療法研究会資料
  • 不調が消え去る脳バランス体操 右脳と左脳が一瞬で整う:石井克昇

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不調が消え去る脳バランス体操 右脳と左脳が一瞬で整う 石井克昇 石井堂クリニカルオフィス 石井堂街の接骨院

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