ストレスを感じていないのに自律神経失調症の悩みを抱えているあなたへ。
このような症状でお悩みではないでしょうか。
- ストレスを感じていないがイライラしたり、憂うつになる。
- メンタルや体に異常はないが長期的に頭痛や腹痛に悩まされている。
- 不意に動機や息切れが起きるが検査をしても特に異常は見つからない。
- 不安に思うことや気に掛かることがないのにすぐ眠れない、または眠れてもすぐ目が覚めてしまう。
- 長い間肩こりや腰痛に悩まされている。
ストレスを感じていないのに、なぜ自分が自律神経失調症になったのか不安になりますよね。
そこでこの記事では、ストレスを感じていないのに自律神経失調症になってしまう原因やメカニズム、自分で改善する方法、実際に自律神経失調症を改善した方の声をお伝えしていきます。
私たち石井堂クリニカルオフィスは、自律神経失調症について医学本や講習会で勉強し、患者様と向き合うことで自律神経失調症の克服方法を会得しています。そのため実際に当院へ来院された患者様は克服されています。
そのような経緯もあり、令和2年に【不調が消え去る脳バランス体操】という本を株式会社KADOKAWAから出版させて頂きこの本でも自律神経失調症を克服するための方法を簡易的ですが触れさせて頂いております。
皆様に情報をシェアすることで自律神経失調症の改善の気づきが得られたら幸いです。
自律神経失調症とは
私たちの体の9割は無意識に動いています。
呼吸や心臓の拍動、体温の調節、食べ物の消化など意識せずとも自律的に体がコントールすることで状況や環境に適応させ機能を保っています。
また今スマホやPCでこの画面を見ている時の姿勢を保っていたり、目を動かし文字を読むことが出来ていると思います。
このように無意識の機能をコントロールしている神経が自律神経になり、全身に張り巡らされています。
自律神経は交感神経と副交感神経、2つの神経を併称しています。
交感神経を簡単に表すと体を活発にさせる神経で、危険やストレスが加わるときにメインに働きます。
恐怖を感じたり緊張する場面になると心臓がドキドキしたり呼吸が早くなるといった体の反応が現れるのは交感神経が優位に働くためです。
反対に副交感神経は安静時や睡眠といったリラックスするときにメインに働き、体に栄養が足りないと判断されれば空腹感を感じさせたり、休息が必要であれば自然と眠くなるように体をコントロールしています。
なので交感神経と副交感神経はそれぞれ活動するタイミングが決まっています。
そして何かしらの原因により、正しいタイミングで働けなくなったことで体に不調を来した状態が自律神経失調症なります。
ストレスがないのに自律神経失調症になる原因とメカニズムについて
ストレスを感じていないのに自律神経失調症になる原因は、脳にあります。
自律神経の中枢が脳になり、その脳がストレスを感じることで支配下にある自律神経の働きに影響を及ぼします。
では脳が感じるストレスとは何でしょうか。
それは大きく2つあり、
- 心で感じた情報(ストレス)
- 体が感じる情報(ストレス)
になります。
脳は心で感じたストレスに反射的に体に命令を出すようプログラムされています。
例えば目の前に刃物を持った人が現れ怖いと感じたとします。
その怖いというストレスを脳へ送り、すぐ動けるように交感神経のスイッチをONにして心臓を早く動かしたり呼吸を早くする命令を出し、逃げられるよう体をコントロールします。
ですが「怖い」という心のストレスは意識的に感じているのではなく、自然と湧いてくる反応になります。
なので意識的にストレスを感じいなくても脳はストレスを感じているのです。
また体が感じる情報も同じです。
長時間同じ姿勢が続くと背伸びをしたくなったり、無意識に態勢を変えますよね。
これは体が脳へストレス信号を出しているサインです。
もし少しも動かずにいたら血液の循環が悪くなり床ずれを起こしたり、エコノミー症候群(血液の流れば悪くなり血管が詰まってしまう病気)が起きる可能性があるためです。
脳は全ての情報を意識に引き上げる前に、無意識に判断し命令を出しているので意識へ登らないストレス(無意識のストレス)が自律神経の活動を乱し自律神経失調症を引き起こします。
気づかないストレスで起きる自律神経失調症の症状とは
無意識に感じるストレスで起きる自律神経失調症には以下の症状が現れます。
【全身症状】・・・だるさ、倦怠感、不定期に微熱が出る、不眠、かゆみ、多汗、無汗など。
【頭や顔、首周りの症状】・・・頭痛、円形脱毛、めまい、立ちくらみ、眼精疲労、瞼のけいれん、耳鳴り、耳閉塞感、喉の違和感、肩こり、声が上手く出せないなど。
【胸部の症状】・・・息苦しさ、胸の痛み、動悸など。
【腹部の症状】・・・胃痛、腹痛、吐き気、嘔吐、下痢、お腹が張る、食欲不振、過食、生理不順、性機能障害、頻尿、残尿、腰痛など。
【手足の症状】・・・冷え、ふるえ、痺れ、書痙(スムーズに字が書けない)など。
【メンタル面の症状】・・・イライラする、不安になる、やる気がでない、集中できない、すぐに悲しくなる、落ち込みやすいなど。
自律神経失調症で悩まされている方の殆どが複数の症状が同時に現れているように感じます。
現れている症状には関連性がなく、人によっては日により現れる症状が違う場合もあります。
無意識に脳や体がストレスを感じていないかチェックしてみましょう
もしストレスを感じていないのに自律神経失調症が現れている方は一度ストレスチェックをしてみましょう。
チェックリストも自律神経失調症の症状と似ていますが、普段あまり気に留めない些細なストレスがないか、下記の30項目にいくつチェック付くか確認してみてください。
- よくかぜをひくし、かぜが治りにくい
- 手足が冷たいことが多い
- 手のひらや、わきの下に汗をかくことが多い
- 急に息苦しくなることがある
- 動悸がすることがある
- 胸が痛くなることがある
- 頭がスッキリしない(頭が重い)
- 眼がよく疲れる
- 鼻づまりすることがある
- めまいを感じることがある
- 立ちくらみしそうになる
- 耳鳴りがすることがある
- 口の中が荒れたり、ただれたりすることがよくある
- のどが痛いくなることが多い
- 下が白くなっていることがある
- 好きなものでも食べる気がしない
- いつも食べ物が胃にもたれるような気がする
- 腹が張ったり、痛んだり下痢や便秘をすることがよくある
- 肩がこりやすい
- 背中や腰が痛くなることがよくある
- なかなか疲れが取れない
- このごろ体重が減った
- なにかするとすぐに疲れる
- 気持ちよく起きれないことがよくある
- 仕事をやる気が起こらない
- 寝つきが悪い
- 夢を見ることが多い
- 夜中に目が覚めたあと、なかなか寝つけない
- 人とつき合うのがおっくうになってきた
- ちょっとしたことでも腹がたったり、イライラしそうになることが多い
引用:自律神経失調症の治し方がわかる本 村上正人 則岡孝子
チェックはいくつ付きましたでしょうか。
チェックの数によりストレス度を判定してみてください。
【0〜5個】・・・ストレスはほとんどない状態です。この現状を維持できるように心がけましょう。
【6〜10個】・・・軽いストレス状態です。食事や休養、睡眠などを気をつけることですぐに回復できますので意識してみましょう。
【11〜20個】・・・中等度ストレス状態で一部病的な状態です。慢性的なストレスがある状態なので専門医に一度ご相談されるとおすすめします。
【21個以上】・・・重度のストレス状態で日常生活に支障を来すほどです。心身症の可能性も大きいのですぐに専門医に行かれることをおすすめします。
自律神経失調症を自分で改善する前に一度病院へ
上記のチェックリストで気づいていないストレスがありましたら注意しながら生活してみてください。
もし自律神経失調症になっている可能性があるようでしたら、一度病院へ行き脳や体に異常がないか検査をしましょう。
少しづつご自身で改善を図ることも必要ですが、病気が悪さをして症状が現れている可能性もあります。
なので自己判断せず一度専門家を受診しましょう。
その際に受診する病院は、ご自身が一番辛く感じている症状を診てもらえる科にいくことで検査などしてもらえます。
下記に症状別に診療科をまとめましたので参考にしてみてください。
- めまい、体のふらつき、痺れ、ふるえ、頭痛→神経内科
- 咳、息切れ、呼吸するのが苦しい→呼吸器科
- 吐き気、胸焼け、嘔吐、胃痛、腹痛、下痢、便秘、食欲不振→消化器科
- 首こり、肩こり、腰痛、手足の痺れ→整形外科
- 動悸、脈が速くなる感じがする、胸痛、胸苦しい、胸部の圧迫感→循環器科
- 耳鳴り、めまい、突然聞こえなく鳴る→耳鼻科
- 多汗、無汗→皮膚科
- 不安、イライラ、不眠→精神科、心療内科
自分で自律神経失調症を改善するための2つアプローチ方法
もし検査を受けても体そのものに異常がなければ、自律神経失調症の可能性があるため病院と併用しながら自分でも出来る改善方法をお伝えします。
自分で改善する方法は、
- 簡単に出来る体にかかる無意識のストレスを改善する。
- 脳が感じている無意識のストレスを特定し根本的に改善する。
と大きく2つあります。
改善するポイントは継続できるようなものから少しづつ始めることです。
ではそれぞれ説明していきます。
簡単に出来る体にかかる無意識のストレスを改善する方法
まずは体が無意識に感じているストレスを改善する方法についてお伝えします。
方法として
- 呼吸で自律神経を安定させる。
- ストレッチで体をリラックスモードにする。
- 生活リズムを見直す。
- 体が発する信号を感じ取る。
となります。
全ての情報は脳へ入力される働きを利用した自律神経の安定法になります。
呼吸で自律神経を安定させる方法。
私たちの体で唯一自律神経を意識的にコントロールできるのが呼吸になります。
自然と行なっている呼吸も息を吸うときは交感神経が働き、息を吐くときは副交感神経が働くようにインプットされています。
そこで自分の意思で呼吸をコントロールすることで、自律神経の働きを安定させることが出来ます。
安定させる呼吸の方法は、吐く方を長くした深呼吸になります。
この深呼吸のポイントは腹式呼吸を意識して、4秒くらいで息を吸い6秒くらいで吐くようにし、5分ほど行うことで自律神経が安定していきます。
ストレッチで体をリラックスモードにする。
私たちの体は危険から身を守るため交感神経が優位になりやすいようプログラムされています。
なので交感神経が優位の状態であると常に筋肉の緊張を高めてしまい不調に繋がります。
そこでストレッチを行い筋肉を緩めることで副交感神経へと切り替えることができます。
ストレッチする部位は可能であれば全身のストレッチをすることをすすめますが、ご自身の体で緊張を感じる部位だけでも継続することで変化が現れます。
生活リズムを見直す。
交感神経や副交感神経は働くタイミングが決まっているため、不規則な生活リズムでいると不調を招く原因になります。
なのでご自身の生活リズムを見直す必要があります。
見直すポイントは、「睡眠」「食事」「運動」「休養」です。
1日のサイクルの中でどれも同じくらいの決まった時間に行われていると思います。
このサイクルが乱れることが直接自律神経の乱れにつながりますので、できるだけ同じ時間にできるよう心がけましょう。
また運動や休養の時間はストレスの発散に重要です。自分の時間を確保することでストレスを溜めないような生活を作りましょう。
体が発する信号を感じ取る。
体が発する信号とは、「お腹が空いた」「夜になり眠くなってきた」「体に痛みや違和感を感じる」などのことです。
私たちはこのような体からのサインを意識で押さえつけ後回しにしがちになります。
意識的には問題ないかもしれませんが、体の無意識の部分にとってはストレスとなります。
なのでのこような体の声を重視することが自律神経失調症を改善する鍵になります。
自分の生活を少し改善することで自律神経には大きな影響をもたらしますので、できそうなことから始めてみましょう。
脳が感じている心の無意識のストレスを特定し根本的に改善する方法。
自律神経失調症は心や体からくるストレスで脳が誤作動を起こし、自律神経に異常な命令を送ることで起きていました。
上記の体が及ぼす脳へのストレスを改善することで自律神経失調症が改善する人もいれば、改善しにくい人もいます。
その違いは心のストレスで脳が過敏に反応し、自律神経を乱しているためです。
なので心が感じているストレスを改善させる必要があります。
その方法として、
- どんな出来事がストレスとなっているか把握する。
- 特定したストレスでご自身にどのような感情が湧いているか把握する。
- 無意識の感情を湧かせるご自身の捉え方を認識する。
- 心と体をつなぐ神経を安定させる脳バランス体操。
となります。
この改善方法を行う上でのポイントがあります。
それは、1つ1つ紙に書き出すということです。
紙に書き出し客観的に認識することで学習し過敏に反応しなくなります。
そしてMさんの例を交えながら説明していきますので参考にしながら進めてみてください。
どんな出来事がストレスとなっているか把握する。
まずはじめにご自身の脳が感じている無意識のストレスを特定します。
そのためにストレスとなっていそうな出来事を書き出してみましょう。
Mさんの場合、
- 会社で役員のポジションにあるが降ろされないようにもっと重要な存在で在りたい。
- 仕事を優先させているが家族と過ごす時間を増やしたい。
- 息子と遊べていない。
- 友人とゴルフへ行っていること。
という心のストレスがありました。
特定したストレスにどのような感情が湧いたか把握する。
次に特定したストレス対してどのような感情が湧いたか把握します。
先ほどのMさんの例では、
- 会社で役員のポジションにあるが降ろされないようにもっと重要な存在で在りたい。→必要とされなくなったらどうしようとういう恐れ(恐怖感)
- 仕事を優先させているが家族と過ごす時間を増やしたい。→自分の出来が悪いという劣等感
- 息子と遊べていない。→一緒に時間を過ごせていない不満(恐怖)
- 友人とゴルフへ行っていること。→楽しい(喜び)
となります。
このようにご自身にどのような感情が湧いているか書き出してみましょう。
下記に脳のストレスと関係する感情を書き出しので参考にしてみてください。
- 意欲ー頑張る、楽しみ、達成する
- 義務ー責任、果たすべき、しなければいけない、
- 期待ー良い結果を望んでいる、可能性
- 喜びー楽しい、嬉しい、満足
- 連帯感ー周りに迷惑をかけてはならない、一体感、団結心
- 優越感ー優れている、出来がいい、嬉しい
- 恐怖ー恐い、怖い、不安、嫌悪、受け付けない
- 逃避ー逃げたい、避けたい、近寄りたくない、話したくない
- 劣等ー劣っている、出来が悪い
無意識の感情を湧かせるご自身の捉え方を認識する。
ご自身に湧いていそうな感情は把握出来ましたでしょうか。
心にストレスがかかることで感情が湧いてきますが、同じ出来事が起きたときに湧いてくる感情は人それぞれ違います。
例えば、雨が降ってきたとします。雨が降ってきて嫌だなと思う人もいれば、雨の音が癒されるから好きという人もいます。
このように同じ出来事が起きた時に「捉え方」や「考え方」が違えば湧いてくる感情にも違いが生まれ、人によっては心のストレスとなります。
そして捉え方や考え方の基盤となるのが、「価値観」と「信念」になります。
価値観とは、「自分が大切にする気持ち」や「理屈抜きに求めるもの」です。
また信念は、「〜するべき」「〜しなければならない」といった自分のルールです。
なぜ自分にその感情が生まれたのか背景を知る事で感情の整理ができ脳を過剰に反応させなくなります。
価値観と信念を認識する方法としてMさんの感情を例に書いていきますので参考にしてみてください。
1必要とされなくなったらどうしよう(恐怖)という感情の背景には、過去に仕事で一度失敗をした経験から、今のポジションを守るため警戒すべきという【警戒心】が強くなったことで心がストレスと感じ脳に誤作動を生じさせていました。
2自分の出来が悪いという劣等感の背景には、理想では家族と過ごす時間を大切にしたい思っているが、現実では仕事を【優先させなければならない(家族の時間を我慢すべき)】という理想と現実にギャップが生じ無意識のストレスとなっていました。
3息子と遊べていない。→一緒に時間を過ごせていない不満(恐怖)という感情の背景には、世間一般的には休みの日には一緒に遊んでいると思うが自分は出来ていないから反省すべきという【自省信】が強くなり脳が誤作動を引き起こしていた。
4友人とゴルフへ行っていること。→楽しい(喜び)という感情の背景には、家族サービスもしないで自分だけ楽しいように過ごして良いのかという【自省信】があり、現実と理想にギャップが生じ脳を誤作動にしていました。
このように感情が生まれた背景には何かしらの理由があるはずです。そこを考え無意識の自分を理解することが自律神経失調症を根本的に改善させます。
下記に感情を湧かせる価値観と信念を書き出しのでご自身に当てはまるものはないか参考にしてみてください。
【価値観】=(大切にする気持ち)
- 安心、安定を大切にする。
- 刺激や変化を求めて挑戦する。
- 自分自身の存在を認めてもらい、特別感や重要感を満たしたい。
- 周囲との繋がりや愛情を大切にする。
- さらに成長したい。
- 貢献したい。
【信念】=(自分なりのルール)
- 自尊心ープライドを持つべき。自分を誇りに思うべき。
- 自立心ー何事も1人でやるべき。頼るべきではない。
- 犠牲心ー犠牲になるべき。我慢するべき。
- 利己心ー自分の利益を優先すべき。
- 警戒心ー気をつけるべき。避けるべき。
- 執着心ーこだわりをもつべき。固執しなければならない。
- 慈悲心ー悲しむべき。助けるべき。
- 復讐心ー仕返しをすべき。取り返すべき。反発すべき。
- 虚栄心ー自分を大きく見せるべき。見栄を張らなければならない。
- 猜疑心ー相手を疑うべきだ。自分の考えを疑うべきだ。
- 団結心ーチームで協力すべき。仲間とやるべき。
- 探究心ー追い求めるべき。物事の本質を見極めるべき。
- 競争心ー負けてはならない。勝つべきだ。
- 忠誠心ー尊敬できる人に従うべき。
- 信仰心ー守らなければならない。大切にすべき。
- 自省心ー反省すべき。
- 羞恥心ー恥じるべき。見せるべきではない。
- 同情心ー共感しなければならない。情けをかけるべき。
脳から体へ正しく命令が伝わっているか脳バランス体操でチェックしましょう。
体や心のストレスを改善することで脳は安定し正しい命令を自律神経に送れるようになります。
さらに脳の働きを安定させる方法として、脳バランス体操をお伝えします。
脳は右脳と左脳で役割が違い、それぞれ協力することで働きを安定させています。
なので左右の脳バランスが乱れると自律神経に影響を及ぼします。
なので左右の脳バランスが安定しているか検査をし調整しましょう。
【バイバイテスト】
- まずはじめに両足を揃えて立ちます。
- 次に両手を前方に突き出した状態で早くバイバイします。
- このときに両手とも上手くバイバイする事ができない、または左右どちらかの手が遅い場合は脳の機能が低下しています。
- 脳の機能を安定させるために30秒同じ動きをした後、2回深呼吸をします。
【片足出しテスト】
- 転んでも危なくない場所か手すりなど安全をとれる場所で目を瞑り片足立ちになります。
- その状態でフラつきがある場合やバランスがとれないと脳の機能が低下しています。
- 10〜20秒ほどふらつきが起きる方でリハビリし2回深呼吸します。
【VORテスト】
- 両足を揃えて立ち、左腕を前方に出し左手の親指を立てます。
- 次に立てた親指を見つめたまま顔を左に振り戻します。これをできるだけ早く行います。
- このときに顔を横に振りながらも目線は左手の親指を離さないように注意して下さい。
- そして右側も同様に行います。
- 以上の動作をした時にスムーズにできない、または目線が指から離れてしまうと脳の機能が低下した状態です。
- 上手くできない側を10回リハビリし2回深呼吸をします。
脳バランス体操は続けることで脳の働きは活性化され安定してきます。
1日1回でも良いので継続することを心がけてみてください。
実際に自律神経失調症を改善された患者様の声
当院へ来院され自律神経失調症を改善された患者様の声を一部ですが頂いておりますのでご覧ください。
■どの様な症状、お悩みで施術を受けられましたか?
自律神経失調症具体的な症状は、不安感からくる、のどの違和感・背中のこわばり・過呼吸・不眠症・食欲不振等
■数ある治療院から当院を選ばれた動機は何ですか?
根本的な治療を行いたかったため。薬に頼るのが怖かったため。
■石井堂クリニカルオフィスの施術を受けてのご感想や施術の結果をお聞かせください。
週2のペースで、今まで6回の施術を受けました。電車に乗って通勤することも不安だった1回目からすればまだ症状の違和感は残るものの、仕事に行き日常生活を送れている。現在の状態はかなりの回復だと思います。あと数回通い完治したいと思います。
■今、身体の不調でお悩みを抱えている方で当院へまだご来院されていない方へメッセージをお願いします。
中には私のような症状に数年苦しんでいらっしゃる方もいると思います。
症状は必ず治りますので、一度施術を受けてみて下さい。
お名前 A.N 30代 女性 事務系 東京都板橋区在住
※個人のご感想であり、結果を保証するものではございません。
■どの様な症状、お悩みで施術を受けられましたか?
自律神経失調症・手足のしびれ・頭痛・のどの違和感
■数ある治療院から当院を選ばれた動機は何ですか?
ホームページを見て、自分の症状に当てはまると思ったからです。
■石井堂クリニカルオフィスの施術を受けてのご感想や施術の結果をお聞かせください。
初回の治療で呼吸が浅い感じが解消し、筋肉の収縮している感じも良くなりました。
6回の施術で手足のしびれと頭痛も完全に良くなりました。
■今、身体の不調でお悩みを抱えている方で当院へまだご来院されていない方へメッセージをお願いします。
今までいろいろな病院や整体に行きましたが、石井先生が一番信用できます。
お名前 K.M 20代 男性 会社員 埼玉県在住
※個人のご感想であり、結果を保証するものではございません。
■どの様な症状、お悩みで施術を受けられましたか?
うつ症状・腰痛・肩こり・頭痛・股関節の痛み・不安感
■数ある治療院から当院を選ばれた動機は何ですか?
ホームページで見つけて、院長のプロフィールを見て、信頼できると感じたからです。
■石井堂クリニカルオフィスの施術を受けてのご感想や施術の結果をお聞かせください。
病院では薬を処方され、飲んでも治らなかった症状が6回の治療で良くなりました。
乾燥はとにかく説明が丁寧で、わかりやすく、自分の治る力を信じる事ができました。
■今、身体の不調でお悩みを抱えている方で当院へまだご来院されていない方へメッセージをお願いします。
やっと主治医を見つけた感覚です。こんなに勉強されている先生はいないと思います。とにかくおススメです。
お名前 M.M 30代 男性 会社員 東京都世田谷区在住
※個人のご感想であり、結果を保証するものではございません。
●どの様な症状、お悩みを解決するために当院(石井堂クリニカルオフィス)にご来院されましたか?
不眠症●体験しての感想、他院との違いなど、書き方は自由です。ご感想をお聞かせください。
お話を良く聞いてくださり、的確なアドバイスを頂きました。自分が思っていなかった事が不眠症の原因の一つと分かり改善のきざしが見えてきて本当によかったと思っております。
●今、不調でお悩みを抱えている方で当院へまだ来院されていない方へメッセージをお願いします。
根本的な原因をとても分かりやすく説明して下さいます。
お名前 J.I 50代 女性 パート 東京都在住
※個人のご感想であり、結果を保証するものではございません。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
最後にこの記事をまとめると、気づかないうちに起きていた自律神経失調症の原因は意識に登らない体や心が感じているストレスで起きていた。
改善する方法は、体と心が感じているストレスを特定する方法で、
- 深呼吸をすることで副交感神経を優位にし自律神経を安定させる。
- 緊張した体をストレッチでリラックスさせ交感神経の働きを抑える。
- 自律神経は切り替わるタイミングが1日の中で決まっているため生活リズムが乱れていないか見直す。
- 空腹感や眠気など体が発する信号を意識で抑え込むことで脳はストレスを感じるため、体からのサインを感じ取る。
- 心が感じるストレスを特定するためにはストレスとなっていそうな出来事を書き出し、その出来事に対して湧いていそうな感情を書き出す。
- 次になぜその感情が湧いたのか、感情の背景を考え書き出すことで、なぜ心がストレスと感じていたのか整理でき脳が過敏に反応しなくなります。
- そして左右の脳の働きを安定させる脳バランス体操を行う。
となります。
気づかないで起きる自律神経失調症を改善するためには自分自身と向き合うことが重要になります。
自分の状態に目を向け少しづつでも自分が良いと思った改善法を行うことで自律神経失調症は改善します。
あなたの悩みである自律神経失調症が1日でも早く治ることを心より願っております。
もし万が一こちらの記事を参考に向き合ってみてもストレスがない、気づかない、自律神経失調症が改善しない場合は、心と体と脳の関係性に着目した専門家へご相談される事をお勧めいたします。
最後までお読み頂きありがとうございました。
この記事の参考文献
- SEKI神経学勉強会配布資料
- 自律神経失調症の治し方がわかる本:村上正人、則岡孝子
- やさしい自律神経学命を支える仕組み:鈴木郁子
- 自律神経機能検査 第5版:日本自律神経学会
- ゆっくり呼吸のレッスン 自律神経が整う 血流がよくなる:小林弘幸、末武信宏
- やさしくわかる認知行動療法治療の流れと活用方法:福井至、貝谷久宣
- 栄養ナビ 分子栄養学研究所
- 分子整合栄養医学概論 上巻 下巻 金子雅俊
- 自律神経を整える食事術 小林弘幸
- Tarzan8/8 2019 No.769ぐっすり眠る!シャキッと目覚める!すっきり一日過ごす!自律神経セルフケア。:マガジンハウス
- 心身条件反射療法研究会資料
- 不調が消え去る脳バランス体操 右脳と左脳が一瞬で整う:石井克昇